ダイレクトボンディングで最も大事なこと

こんにちは。
今回は、ダイレクトボンディングの大事なポイントについて、お話ししたいと思います。

ダイレクトボンディングは歯を削る量を最小限にでき、当院でも日常的に行なっている治療法です。

↓ある日のダイレクトボンディング↓

ダイレクトボンディングの特徴

一般的に挙げられるダイレクトボンディングの特徴は、

です。
小さなむし歯の場合、まずはダイレクトボンディングを第一選択としています。

注意していただきたいのは、どの治療法にもその治療方法が適した「適応症」があり、歯の状態とそれに適した治療法を選択する必要があるということです。

ダイレクトボンディングも同じです。
ダイレクトボンディングが適さないと判断した場合は、２番目に候補になる治療法を選択する必要があります。

もし、適応外の歯に、無理にダイレクトボンディングをおこなっても、将来、再治療が必要になり、結果的にはその歯が生涯に受けるダメージの合計は多くなることもあります。

ダイレクトボンディングの特徴で、もう一つ大事なことを挙げておく必要があります。
しかも、長持ちのためにとても大事なことです。

それは、

ということです。

つまり、やり方や技術力によって治療成績が大きく変わってしまう、ということです。

レジンと歯が確実に接着し、その接着が長期間安定するためには、必要な処置内容や順番を厳密に守る必要があります。

そして現時点で、ダイレクトボンディングの成功のために必要な治療ステップは、その専門領域（接着修復の世界）ではある程度決まっています。

もしも、接着のために必要な治療ステップに１つでも不備があると、長持ちしないダイレクトボンディングになってしまうでしょう。

必要なステップが確実に抜けなく守られ、かつ、それが精密・丁寧に行われる必要があります。

必要な各ステップについては、

↓過去の記事↓

で、詳しくお話しさせていただいております。
よろしければご覧ください。

守るべきステップのをまとめたものが、こちら↓です。
詳細を含めたステップの数はさらに多いですが、代表的な項目でまとめました（このまとめには研磨ステップの写真が入っていません）。

当院では、予約時間を２時間ご用意いただき、全てのステップを行った上で、治療後には写真を見ていただきながら治療内容の説明を行なっています。

もしも、必要なステップのどこかに不備があると、長持ちはしづらいでしょう。

トラブルには次のようなものがあります。

原因の多くは治療内容の不足によるものです。

「治療内容の不足」とは、

・本来必要なステップを全て行っていない
・各ステップの精度が低い

ことを意味します。

ダイレクトボンディングで一番大事なことは、必要なステップがしっかり守られていることです。

形が綺麗とか、本物の歯のようないい形であることも大事ですが、その大前提として一番大事なのは、必要な治療ステップが精度高く行われていることです。

さらにその前には、ダイレクトボンディングの適応範囲にあるかを適切に診断すること。

適応症を守り、必要な治療ステップが行われていれば、ダイレクトボンディングは歯を削る量が少なく、歯の寿命にとても良い治療法です。

他には、治療前の相談と治療後の説明が、納得いくまで受けれていることも、とても大切ですね。

１本の歯を治すために患者様に受けていただきたい内容はとても多く、どのステップもおろそかにすることはできません。

治療後の説明までの全てのステップを終えて、患者様の納得、安心なさった表情を見れた時、私も嬉しい気持ちになります。

これからも患者様の大切な歯の寿命を伸ばし、健康で快適な生活を送っていただけるよう、勉強、情報更新、トレーニングを続けます。

皆さまが快適なお口と健康な体で、楽しい毎日を過ごせますように
YF DENTAL OFFICE

名古屋市千種区池下　ナゴヤセントラルガーデン内
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「大切な歯をできるだけ削らない、歯と神経を残す」歯医者｜YF DENTAL OFFICE投稿タグダイレクトボンディング, ラバーダム, 名古屋, 歯医者