月1回の分子整合栄養医学の勉強会に参加しました。

昨日は診療後に、分子整合栄養医学の勉強会に出席しました。

毎月1回、医師、歯科医師、歯科衛生士、管理栄養士が集まるこの勉強会は、
とても楽しく、勉強になります。

ほとんどの医師や歯科医師の知らない、栄養のこと。
大学では教わることはありません。
しかし、健康寿命、予防医学のためには必須です。

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今回のテーマは、消化器(胃、ヘリコバクターピロリ菌)でした。

 

その前に、
分子整合栄養医学とは…、

我々の体に必要な栄養素を、食事、サプリメント処方などで十分に補うことで、
体が本来持っている働きを発揮させ、薬に頼らない、病気の治療や予防を行う医学です。

一般的に普及している医療が、主に薬を用いた対症療法であるのに対し、
分子整合栄養医学は病気にならない体を作る、根本療法にあたります。

根本療法としては、分子整合栄養医学だけでなく、様々なものがありますが、
我々の体はへその緒を切ってからは、口から食べたものだけでできていることを考えれば、
栄養素へのアプローチは最低限必要と考えています。

 

実際に、体に入る栄養素を変えると、想像以上の体調の改善を感じることが多々あります。
私自身も、風邪を引きにくくなった、寝起きに体が軽い、疲れにくい、などの変化を、
はっきりと実感しています。

本来、体の持つ働きは、素晴らしい力を持っています。

その力を十分に発揮してもらえば、病気にかかりにくかったり、
例えば風邪をひいても、本来の治癒力が発揮されて重症化しにくいものです。

体を必要な栄養素で満たしてあげることによる体調の改善は、
欲しかった栄養素が充足したことによって、体が本当の力を出すことができた結果、というわけです。

 

分子整合栄養医学は、分子レベルでとても細かく学んでいくのですが、学べば学ぶほど、
今までの食事がどれだけ体にブレーキをかけていたのかがわかります。

 

 

さて、今回の勉強会のテーマ、消化器(胃、ヘリコバクターピロリ菌)について。

前回は、腸管について学びましたが、
消化器や腸管は栄養素を摂る上で、とても重要な部分です。

せっかく口から必要な栄養素を体に入れても、消化器や腸管でうまく分解吸収されなければ、
栄養素はどんどん逃げて行ってしまいます。

消化器、腸管を健康に保つことは、栄養素を有効に利用するために、とても大切なことです。

 

お口で細かくされた食べ物は、胃へ移動し、殺菌、消化、吸収されます。
しかし、胃のこれらの機能が正常に働かない場合、
せっかく摂り入れた栄養素も、十分に利用されないことになってしまいます。

.....

この続きは長くなってしまったので、
次回、摂取した栄養素を、体が十分に使えるための胃の大切なお話へと続きます。

 

いいお口で、必要な栄養をしっかり摂って、健康で楽しい人生を送りましょう!
関わることのできた方が、そんな生活を送れるよう、お手伝いをしたいと思います。


皆さまが快適なお口で、楽しい毎日を過ごせますように
藤井歯科医院・副院長
藤井芳仁

名古屋市天白区植田
歯周病、インプラント、審美歯科、歯内療法、予防歯科、
総合治療の
「大切な歯をできるだけ削らない、歯と神経を残す」歯医者|藤井歯科医院