こんにちは。

今日は、奥歯のほっぺた側にできたむし歯治療についてです。

診療の後、1時間泳いでスッキリした頭で書き始めます!

 

下の奥歯

過去に一度むし歯治療が行われていて、その二次むし歯です。

このような、歯の外側の二次むし歯は日常的によく遭遇します。

例えば↓

どれも詰め物の周りが黒くなっています。
鏡でお口をよくみると、この状態が見つかる方もいらっしゃるかもしれません。

これは、接着がきちんとできていないために起こる、長期的な問題です。

詰め物の周りから接着が剥がれて、細菌や色素が入り込んで黒くなっています。
程度が重ければ、中でむし歯が進行することもあります。

 

さて、今回の歯は、

①詰め物の下がうっすら黒く、
②その上の溝の中も、むし歯が黒く透けて見えています。

 

患者さんご本人は、以前から自覚症状はなかったとのことでしたが、この見た目にご自身でお気づきになり、今まで数件の歯医者さんで、確認をお願いしたそうです。

しかし、どの歯科医院さんからも、問題はないからこのままでいいですよ、とお答えをいただいたそうです。

 

①の詰め物の変色とその下に疑われるむし歯は、そう判断される可能性はあるとしても、②は怪しさ満点なのですが…。

私は全ての診査、治療、予防処置に拡大ルーペ(surgiitel8倍、一般的には6.5 倍?)を使っているので、見たらすぐ疑ったのですが、裸眼だと見落とすのでしょうか…。
裸眼でも気付くような気もしますが…。

 

詰め物を外し、溝も削ってみると、

詰め物の下は、浅いむし歯でした。
しかし、溝の奥には、大きな虫歯がありました。

全て取り切って形を整えると、

茶色いのは、むし歯による変色です。削る必要はないので残してあります。

治療後↓

長期的変化が起こりにくいように、
・防湿
・必要な詰める前の接着処理
・詰めた後の研磨
を時間をかけて行なっています。

材料の性質上、詰めた後に起こる若干の変化は避けられないので、今後経過を追いかけて、再研磨などの対応が必要ならば行います。

治療時間は約30分でした。
長くかかりますが、長持ちのためには必要な時間です。

早く終わる治療はその時はいいかもしれませんが、長い目で見たら再治療が必要なこともあります。
もちろん、その場合の体へのダメージは取り返しのつかないものです。

 

一番大切なのは、こうならないための予防です。

ダラダラ食べはできるだけやめ、セルフケア、プロフェッショナルケアを含めたメンテナンスでお口の中を清潔に保って、むし歯、歯周病を予防しましょう。


皆さまが快適なお口で、楽しい毎日を過ごせますように
藤井歯科医院・副院長
藤井芳仁

名古屋市天白区植田
歯周病、インプラント、審美歯科、歯内療法、予防歯科、総合治療の
「大切な歯をできるだけ削らない、歯と神経を残す」歯医者|藤井歯科医院